おはようございます。
美容室開業に向けてブログを書いています。
本日は確率思考の戦略論の続きです。
市場調査の本質と役割
市場調査の本質はプレファレンス(相対的好意度)とその仕組みを解明して、
マーケティングの決定者に提供することで、成功確率の高い戦略を選択できるようにすることです。
製品において一番重視すべき指標は総合評価です。
(一つに特化してもいいが人の好みを見分ける必要がある)
購入は感情的である(反射で買っている)。
それゆえに調査と実際ではの購入判断は異なる場合がある。
市場調査の本質と役割は以下3点。
- 消費者のニーズは変わらない。プレファレンスは環境によって変わり感情的である。
- 私信のカテゴリーとその上位商品群の本質を見極める。
- コンセプトテスト、コンセプトユーステストで現状を相対的に知り需要予測をする。
需要予測の理論と実際
利益採算度外視でプレファレンスを高めることは簡単ですが、経営資源は限られています。
まずは需要予測は大きく外さないことを目指しましょう。
消費者データの危険性
消費者データでは3つ注意すべき点があります。
- 代表性があるのか?
- 統計的な誤差を含む
- 同じ質問でも聞き方や状況で数値が変わる
また消費者データでの比率・好き嫌いの順番は比較的正確です。
- 値段による影響・・・テストと現実では変わる可能性がある。
- 選択肢が同等になっているか?
- 票割れを起こさないか?
そのため消費者データは「使う目的」と「調査状況」を考慮して使う。
(文脈のバイアスがかかる)
まとめ
- 消費者データは問題点が少なくなるように調査し収集する(調査の目的から相対的な値をとる)
- 消費者データを正しく読み解く
- 初めてのカテゴリーは売上予測とテスト状況が異なるので困難。実際にテストしてみるしかない。
- 現実を正確に理解するには多様性と独立性のある異なる視点でアプローチする。
マーケティングを機能させる組織
マーケティングを実際に使うにはマーケティングを機能させる会社組織をつくることが必要です。
- マーケティングはシステムとして導入しないと機能しない。
- 個人は自己保存を希求する
またマーケティングの使命である「中長期的に売上と利益を上げるブランドを構築すること」を果たすためには
プレファレンスを獲得していくことです。
プレファレンスである以上、マーケティング組織が共有すべき最重要な原則は「消費者視点」である。
作ったものを売るではなく「売れるものを作る会社」になる必要がある。
またきちんと学習して成長する組織である必要があります。
組織において学習する文化を確率することは、個人の成長のためにもなります。
企業の成長=人的資源の成長と等しい。
思考の多様性を尊重するダイバーシティーを取り入れましょう。
思考に奥行きと広がりがでてきます。
確率を高めるためには市場調査部が必要です。
市場調査では「真実を追求する」ことが重要です。
完璧な組織は存在せず、人材の自由などきかないので、
いかにうまく使っていくが重要なポイントです。
(仏の心を持ちオーケストラのような役割を持った組織運営をする)